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2020.07.21(火)

職人の業@座間

 

こんにちは

スタッフの川口です!

 

先日アップした「床オイル DIY」の記事は読んでいただけましたでしょうか?

まだご覧になられていない方はぜひご覧ください!

 

 

ついに、座間市にある建物が完成しました!

 

 

完成見学会も兼ねて、私も建物に浸ります。

 

実際に空間を体感するのは良いですね。

 

空間に心地良さを感じるとともに、

細かい納まりや仕上げ面などを見てしまいます。。

 

現場で得るものは本当に多いですね。

 

 

そこで今回は、

お施主様の思いを形にする、職人さんの”業”をご覧いただきたいと思います!

 

マニアックであり、一度知ると没入しそうな、、

そんな記事にします!

 

ぜひ最後までご覧ください!

 

 

-造作家具-

「小口隠し」というものをご存じですか?

 

切り口が手に当たりけがをしないように、また隠して見た目が美しくなるように、

小口(切り口の断面)に数mmの木板を貼り付けます。

 

このように、普段使用していて目をかけないようなところでも、

一つ一つ丁寧につくりあげています。

 

お施主様方はぜひ、家の中の「小口隠し」を探し、手で撫でてみてください。

その丁寧さがお分かりいただけると思います。

 

 

-基礎-

下に見えている基礎は建て方の前に基礎屋さんが打ち込みます。

 

打ち込みは一度きり。

 

私たちのチームである基礎屋さんが仕上げる基礎は

綺麗で美しく

芸術作品を見ているかのような気持ちになります。

 

 

-階段-

大工さんが一段一段丁寧に造ります。

 

表面の仕上げも美しいのに加え、

階段裏もスペースとして活用するので、階段裏まで繊細さが求められます。

 

また、階段を利用するときに必ず触れる手すりは、

触り心地が良いように、握りやすいように、

面取りを施し、角をなくします。

 

 

 

 

-開口部-

空間をすっきりとシンプルに魅せるために、

建具との段差をなくすように施工します。

 

石膏ボードの加工については後程触れますが、その加工は非常に繊細です。

 

細長い石膏ボードの加工は割れが起きやすく直線に加工をする必要があり、

加えて仕上げ面にも影響してくるので、

高い精度が求められます。

 

壁ぴったりに納めることで、

クロスを貼った際には凹凸のないものとなり、綺麗に仕上がります。

 

 

 

-貫通孔-

ダクト部分が外と繋がるように、石膏ボードを切り欠きます。

 

石膏ボードは縦に切るのは比較的簡単ですが、

円状など形が複雑なものだと、

ボード周辺部分にひび割れが起きる確率が高まるので、難易度が上がります。

 

写真のように、ジャストサイズにすることも職人さんの業ながら、

このように綺麗に加工をすることで気密が取りやすくなり、

仕上げへの影響もないなど、利点が多くあります。

 

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

少々マニアックな内容でしたが、

家を建てるうえで実はとても大切なことなんです。

 

下地一つで仕上げの表面や見え方が変わったりするので、

このように丁寧につくることで”心地の良い空間”が生まれるんですね✨

 

私もまだまだ知らないことばかりなので、

ぜひ、記事を通して一緒に学びましょう!

 

また、

今回は職人さんの中でも主に大工さんに焦点を当てましたが、

他にも板金屋さんや電気屋さんなど、まだまだ職人さんたちがいます!

追って特集していくので、ぜひお楽しみにください!!

 

 

category:DAYS  /  author:川口拓馬
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